地下の解体の際、山留めをして土の崩壊を防ぎ、さらに隣地の壁などの崩落を防ぎます。
山留め工法には、大まかに次のような方法があります。
鋼矢板工法(シートパイルともいいます)
シートパイル工法に重ねて、SMWという周りの地盤をコンクリートで固めて、山が崩れないようにする工法もあります
親杭横矢板工法
地中連壁工法
通常解体工事では、地下数階もある大きなビルを除き、地下の解体に対し、親杭横矢板工法が多いです。
建物を以前建てたときのH鋼やレール等の杭が残っていることが多く、それに矢板を絡ませて山留めします。
杭が残っていない場合は新たに杭を地面に差し込みます。
当現場は、H鋼ではなく50kgレールが残されており、地下の解体の際の山留めに利用することになりました。
次の新築工事へのバトンタッチとしては、今回のレールと矢板は一定の深さまでは撤去します。
残りはまた土の中で眠りにつきます。
日本のどこかに敷かれていた鉄道レールの一生、まだ続きます。(なんかロマンティック)